
耐寒訓練以上の耐寒作業
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冬・・ボーリング という名の 耐寒訓練
北海道に冬が来る。寒い冬が来る。
毎年、必ずきてしまう。
ボーリング調査は、自然を相手にする調査です。
なので、冬だろうが夏だろうが、仕事は外でやる。
南の地方の、夏の炎天下もたいへんでしょうが、北地方の真冬の作業もまた過酷です。
マイナス10℃が、珍しくないのが、わたしが住んでいる北海道。
温度計が何度を示そうが、仕事が外で待ってます。
交通規制。気象注意報・警報。一切無関係。
よほどの吹雪でもない限り、作業は断行されます。
隣の土木現場がストップしたとしても、調査ボーリングはノンストップということがよくある。
まったく、不思議です。
ボーリングは汚れる仕事。土の中を掘るので、使用した器具も泥だらけです。
すべての採取管(コアチューブ・コアバレルともいう)は、使うごとに水できれいにし、再び地面の掘削に使われます。
器具はきれいになって、人はそのぶん汚くなる。
洗うためでけではなく、掘削作業にも大量の水が使われる。
暑かろうが寒かろうが、水だけは、確保しなければいけない。
少量の水なら、ドラム缶で運ぶし、多量の水が欲しいならポンプを使って川から汲む
凍ったバナナで釘を打つCMを、見たことがありますか?
バナナで釘が打てる寒さは、氷点下15℃といわれてます。
ぐにゃぐにゃバナナが、カチンコチンの金槌の代用に使えるんです。
氷点下15℃がどれだけの寒さか想像がつくでしょう。
氷点下10℃もあれば、水なんか、ひとたまりもなく凍ってしまう。
それどころか、内陸部では、氷点下20℃よりも寒くなることが珍しくなんです。
どこの大工も、みんな、バナナをもち歩いているんだョ。
南の人には、想像もできない寒さですが、その状態にあっても水だけは凍らせてはいけない。
水がなきゃ、仕事になりませんからね。
では、水を凍らせないためには、どうしてるか?
一月以上も続く長期的な仕事なら、調査地点周辺をマシンごとテントで覆う。そして廃油ストーブを焚く。
これをすれば、かなり暖かい。冷たいジュースを飲みながら、夏のような服装で仕事ができることもある。
だけど、2〜3日程度の短期間の作業なら、テントは使わない。
まるきりの吹きさらしです。
右から左に風が吹くぅ〜
雪もいっしょに宙を舞ぅ〜
そんなときには、プロパンガスを使って水を暖めている。
ブリキ缶に入れた水を、ガスバーナーで炙るんです。
火元があるので、そのあたりだけは暖かい。
けれど、人間のためではなくて、「お水さま」の炎です。
人間のほうは、自らの体を温めるために、ひたすらに動いてます。
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